自分の感情でありながらも、心の何処かで認めきれないこの嫉妬。
相手の喜びを得る為に、自分の存在を相手の中に植え付ける。
それは、愛し合えば当然のこと。
俺の指が、そっとあの人に触れると、貴方は俺にしか見せない顔をする。
だから、俺は無我夢中であの人を抱く。
あの人が俺を求める声が、頭から離れない。

「イルカ先生、俺のこと好きですか?」
「っ・・・」
「俺を必要としてくれるのは、貴方だけです。こんなことしても、それでも俺を必要としてくれますか?」
「カカシ先、生っ。んっ・・・」
さすがにカカシに抱かれている今の状態のイルカでは、いつもの様に平気なフリは出来ないようだった。
「イルカ先生。誰だって、本当の気持ちを聞きたいじゃないですか。こんな時くらい、今、ココにある気持ちを隠さずに俺に言って下さいよ」
そう言うと、カカシはイルカの心臓の部分をトンと軽く人差し指で叩いた。


本当のキモチ―――


「同じ人でありながら、同じではない。そんな俺に、いかされたいですか?」
「っ・・・カカシ先生がいいで・・・す」
カカシはその返事を聞き、イルカと一つになり激しく動く。
「あ、あっ・・・!」
二人が一つになった瞬間、全身の力が抜けたように、ドサッとイルカはベットに横たわった。
乱れたイルカの髪を、そっとカカシが撫でる。
しばらくすると、イルカがベットに押し付けていた顔をほんの少しカカシに向け、こう言った。
「カカシ先生。俺は、貴方以外とこーゆう事はしません。貴方が何をしようと、どんな過去を背負っていようと、俺はカカシ先生が好きです。
一緒に、二人で生きたいです。これが、今ココにある俺の本当の気持ちですっ」



カカシは、思った。
単純だが、この人がそう思うならそれでいい。
生きていこう。と。


誰にも内緒の、二人だけの秘密の時間。
それが、俺たちの愛の形。俺たちの生きている証。











ちょっぴりエロ・・・でしゅ。
深く追求しないように!!