雨の音を静かに聞くと、自分と同じなんだと思うことがある。
生まれては消えることに、何の意味があるのかと、問いたくなるときがある。

粒の数なんて、数えきれないほど多いけど。
小さい粒が集まれば、大きな一つの水溜りになる。


―――何かがあるような気がする。


お互いが、お互いを求め、出会う瞬間。
俺たちにとってそれは、きっと一生分の幸せなのかもしれない。


それでもいい。


誰にも渡さないと、心に誓う。
例え、その瞬間にどちらか一方が消えてしまおうとも
その悲しみを乗り越えられる程、お互いの存在は大きいものなんだ。

もっと近くに。もっと側に。

―――貴方を感じたい。








ブフーッ!!
カカシ、好きーv