貴方の声が好き
 
笑顔が好き
 
全てが好き
 
 
 
貴方が居てくれさえすれば、何もいらない。

お願いだから、俺の側にいて。

わからなくて、わからなくて。

それでも、毎日一緒にいて。抱き合って。

なのに、日に日にそれは大きくなって。

笑顔の下に、何かを隠しているんじゃないかと

自分の中に、疑いの心さえ生まれてくる時もあった。

 

これ以上、俺にどうしろと―――

  

貴方の美しさに、どうしようもなく惹かれてしまう。

ある時、我慢できなくなって、そっと手を伸ばしてみた。

すると、血に染まったもう一人の自分がどこからか現れ、こう言った。

 

「いくら望んでも、決して近付くことは出来ない」

 

そんなこと、とっくの昔にわかっていたはずなのに。

あの人のことを考えると、自分が自分でいられない。

気がつくと、一筋の涙を流す自分が、ぽつんとそこにいた。

 

そんな中、貴方は何も聞かずに優しく笑いかけてくれた。

一度は疑ったその笑顔に、俺は救われた。

 

 それだけで、俺はこれから先も生きていける気がした。


今回の画像は、素材やさんでお借りしました。
月とか空とか好きです。
そして、イルカさんの笑顔も私が単に好きなんです・・・(笑)